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頭がかゆくなる原因を科学的に解説

頭はなぜかゆくなるのか?

頭がかゆくて仕方がないといった経験をしたことがない人はいないのではないでしょうか?

しっかり頭を洗っているのになぜ?と思ったことのある人も決して少なくはないと思います。

さて、頭皮のかゆみというのは必ず汚れからくるものなのでしょうか?

もちろん原因のひとつとして、頭皮の汚れにより雑菌が繁殖し炎症を引き起こすことで頭皮が傷ついてしまうこともあります。

それ以外のケースはないのでしょうか?見ていくことにしましょう!

病気ということが考えられますがこれは種類が多く、原因も様々で防げないことも多いので今回は触れないことにします。

ストレスが原因で頭がかゆくなる

漫画や本などで、プレッシャーや仕事に追われて頭を掻きむしっている人を見たことがあると思います。

そう、ストレスというのも頭のかゆみを生じさせる原因の一つに挙げられるのです。

そんなことはないだろう、あれは描写にすぎない、と思うかもしれませんがそんなことはありません。

ストレスを感じると交感神経が活発になり、その活発になった交感神経により皮脂が多く出ます。

過剰の皮脂によって頭皮の環境が悪化し、頭のかゆみが生まれてしまうのです。

対策としては難しいですが、ストレスを軽減することが一つでしょう。

乾燥はかゆみの大敵

乾燥もかゆみの原因です。


ドライヤーを近くに近づけすぎてしまったり、エアコンの使い過ぎによって頭皮が乾燥し、頭のかゆみが発生することがあります。

特に、冬は頭皮も乾燥しやすくかゆくなりやすいので注意が必要です。

乾燥を防ぐことがかゆみを防ぐ有効な方法の一つです。

乾燥を防ぐ方法とは何でしょうか?

一つ目に、ドライヤーを近づけすぎないことや、部屋の加湿といったようなことが考えられます。

他には、オイルやローションによって直接頭皮の感想を防ぐことが考えられます。

身の回りのものがかゆみの原因になることも

また、普段使うなにげないものがかゆみの原因となることもあります。

近頃、かゆみによる皮膚トラブルが増加した原因に、化粧品や洗面用品の繰り返し使用、あるいは、長時間使用があるかもしれないと予測されており、またその中に含まれる界面活性剤もかゆみの要因とみられています。

界面活性剤が強くなるとかゆみが生じやすくなるのです。

以上のことは皮膚全般について言われていることですが、もちろん頭皮に関しても成り立っています。

界面活性剤の影響は、洗浄力の強いシャンプーになればなるほど大きくなってしまいます。

洗浄力と身体への影響を考えたうえでシャンプーを選ぶのも大切になってくるでしょう。

かゆいと思ったら一瞬我慢しよう

そして最も気を付けなくてはならないことがあります。

かゆいと思ったら掻いてしまいませんか?そして掻くことを繰り返すと痛みによってかゆみは収まるように思ってしまいます。

蚊に刺されたときを想像してもらうとわかると思います。

そこに大きな落とし穴があるのです。掻くことによって頭皮が傷ついてしまい、ときに炎症を起こしてしまいます。

そしてその周辺からいろいろな成分が分泌され、またかゆみが生じるという悪循環に陥ってしまうのです。

また皮膚が治りきらないうちに掻くことで、また頭皮が傷ついて悪化してしまいます。

一度かゆくなってしまったら、ずっと続いてしまう可能性があるのです。

この悪循環を防ぐために、かゆいと思ったら掻かずに上で見たようなかゆみくことがいいと思います。

シャンプーやトリートメントだけではどうしようもならない

ヘアケア製品について本サイトではとりあつかっていますが、シャンプーやトリートメントではどうしようもならない部分が根本的にあります。

そうした、生活習慣や環境、ストレスをうまくコントロールしてこそ、健康な頭皮が仕上がっていきます。

頭皮のことを考えるよい機会になればと思い、ヘアケア製品とは違うテイストで書かせていただきました。引き続き頭皮や髪について考えていきましょう。

参考
毛髪・頭皮にやさしい洗浄技術
https://www.jstage.jst.go.jp/article/sccj/47/1/47_3/_pdf/-char/ja

界面活性剤によって誘発されるかゆみとケラチノサイトーヒスタミン系の関与
https://www.jstage.jst.go.jp/article/yakushi/132/11/132_12-00232-3/_pdf/-char/ja

唾液マーカーでストレスを測る
https://www.jstage.jst.go.jp/article/fpj/129/2/129_2_80/_pdf/-char/ja

画像参照元
順天堂大学環境医学研究所
https://www.juntendo.ac.jp/graduate/laboratory/labo/kankyo_igaku/kayumi/itch.html